メインテナンス(定期健診)
メインテナンス(定期健診)
今までに治療が終わってから、
こんな説明を受けたことはないですか?
「今日で治療は終りです。治りました。また痛くなったり、問題があったら来て下さい。」これって、本当に治っているのでしょうか?
治療の成功は治療終了後、長期にわたり健康な状態が維持できて、はじめて評価できるものと思います。歯を抜きに歯科医院に行くのか?歯を保存するために行くのか?と言うことです。ご自身の歯は、自分自身で守ることができるのです。
これからは、痛みがあってから治療するという従来型の歯科治療から脱却して、いつまでも健康なお口を維持するために歯科医院に行くと言う考えに変えてみてはいかがですか?
当院では、病気を見つけるための「検診」ではなく健康を守り維持するための「健診」です。むし歯や歯周病が再発しないよう検査、予防処置を行い、また、日々の生活での問題点などをアドバイスさせて頂きます。
なぜメインテナンス(定期健診)が
必要なのか?
メインテナンスは、治療などによって得られた
健康な状態を維持させ、再発を防止することを
目的としています。
「歯周病は、再発が多い病気と言われています。 その理由の一つにこのメインテナンスを受ける習慣が日本人には定着していないことがあげられます。歯周治療が終了しても、きちんとした管理ができていなければ再発してしまいます。実際に長期間にわたり歯周治療を行い、いったん健康を取り戻したにもかかわらず、メインテナンスを行わなかったばかりに2~3年後に再発をしてしまい、抜歯しなければならない状態になった患者さんもいます。
歯周病の治療中や治療終了直後は、歯周病菌が非常に少なくなっています。はじめは、ブラッシングも非常に注意をし、一生懸命に行っていますが、時間とともにだんだんおろそかになって行く場合もあり、再び歯周病菌が増殖し再発をおこしてしまうのです。
メインテナンスとは、歯周病を再発させず、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。治療が終了した後は、3~4ヶ月ごとの定期健診の受診をお勧めします。アメリカの歯周病学会では、歯周病のメインテナンスを「歯周病の治療の延長であり、歯周組織に対する定期的評価と予防処置を続けることである。そしてその結果、新しいあるいは再発する異常や疾患を早期に発見し、治療しようとすることである。」としています。
メインテナンス(定期健診)が
歯のトラブルを防ぐ
むし歯や歯周病の初期では自分では気づかないうちに進行していることがあります。自覚症状が出たときはかなり重症となり、痛んでからでは治療回数もかさみます。メインテナンスを定期的に受けた人と、そうでない人に比べると、むし歯、歯周病の再発率が10倍以上も高いという研究データがあります。
車や家が定期的なメインテナンスによって美しく長持ちするように、口腔の健康についても同じことが言えます。
当院のメインテナンス(定期健診)
治療後の状態を長期維持していくために、むし歯や歯周病の原因である歯垢(プラーク)の増殖を抑制し、悪影響を及ぼさないよういつもコントロールすることが重要です。自己管理による日々のお手入れを徹底していただいた上で、ご自分で行うブラッシングだけでは、どうしても清掃できない部分を私たち専門家が定期的にケアをいたします。当院では歯科衛生士担当制を採用しています。私たち歯科医師・歯科衛生士はそれぞれの役割を通して、皆様のホームドクターでありたいと願っています。